Brain cybernetics

ブレイン・サイバネティクス

感性リサーチの専門領域は、「ブレイン・サイバネティクス」です。

サイバネティクスとは、生物学とシステム工学の融合領域を表す概念ワード。
生物と機械の制御構造の類似点を追究することで、互いの領域に恩恵をもたらすことを表します。

ブレイン・サイバネティクスは、脳と人工知能の融合領域を示します。

私どもは、脳の神経回路を装置と見立て、システム工学の手法を使って抽象化し、ヒトの感性の仕組みの類型化に成功しました。
人工知能に、ヒトの感性を理解させるのが第一目的ですが、これらの知見を人類にフィードバックして、社会に「しあわせの公式」を提供するのも、ブレイン・サイバネティクスの大事な使命です。

感性リサーチは、この感性研究の成果を使って、コミュニケーション、マーケティング、ネーミングなどの領域に、新機軸のソリューションをご提供しています。
コミュニケーション・ストレスの解消、女性市場・男性市場に特化した開発支援&マーケティング、脳の周期性による市場の近未来予測、ネーミング分析&ソリューションなど、今までにない「ものの見方」で、膠着したプロジェクトに新風を送り込みます。

「決め手」に迷ったら、「次の一手」に困ったら、ぜひ、私どもをお呼びください。

◇◇◇ ブレイン・サイバネティクスについて ◇◇◇

~「コミュニケーション・ストレス」(PHP新書、2020年4月発売)
 「おわりに」より抜粋

 私事だが、この場を借りて、新しい研究分野の誕生を宣言したい。
 このコミュニケーション論は、人工知能の研究の一環から始まった。
 私は、人工知能に、ヒトの感性(「とっさの言動」「とっさの快・不快」の構造)を教えるために、ヒトの脳をシステム論で追求してきた。ヒトの脳を装置として見立て、その装置が進化してきた過程と組み合わせて、「なぜ、ヒトが(男が)(女が)それをしてしまうのか、それを快(不快)だと思うのか」を追究してきたのである。
 脳生理学や心理学のアプローチとは異なり、「境界線の見極め」や「障害の治療」をその目的としていない。「多くの男性(女性)が、とっさにしてしまこと、感じること」をポジティブに類型化している。
 この研究を、私は、30年前、たったひとりで始めた。当時、私の周辺にいた人工知能研究者は、脳生理学や心理学のアプローチを踏襲して行ったからだ。
 脳生理学とはまったく違う、「ポジティブかつドラスティックに、脳の神経回路構造を類型化するシステム論」に、私は「脳科学(Brain Science)」ということばを与えた。
 しかし、そのことばが一般化すると共に、なぜか脳生理学の先生たちが、このことばを使うようになり、脳科学は、脳生理学の一環で、医学の専門家によって語られるべきものとされるようになった。私にしてみれば、ことばを狩られた気分だが、そんなこと言ってもしょうがない。一般の方が、「脳科学」は医者に語ってもらいたいと感じるのなら、このことばは医者のものである。
 結果、私の研究分野は「名無し」になった。

 しかしながら、私は今、この本を出すにあたって、私の研究分野に名称を与える責任を強く感じている。この教科書を使って、感性コミュニケ―ション論をこの世に広げたいと思ってくださる方のために(きっといてくださるだろうと信じて)
 そこで、私の研究分野に、新しい名前を与えることにした。その名も、ブレイン・サイバネティクス(Brain Cybernetics)である。
 サイバネティクスは、サイバーの語源である。生物学と工学を統一する概念を示すワードだ。1948年、アメリカの情報理論の大家であるノーバート・ウィーナー(Norbert Wiener)によって、生物の仕組みと機械制御の仕組みの類似性を追求することで、相互の研究領域に恩恵をもたらす概念として生み出された。
 私は、脳をAI工学視点で追求することで、ヒューマン・コミュニケーションの仕組みを解明してきた。大きくサイバネティクスの範囲にあるものと判断し、この名称を思いついた。
 ヒトの感性に精通したAIを作ることもその目的の一つだが、その理論を人類にフィードバックして、社会に貢献するのも、この研究分野の大事な目的の一つである。
 今後、私の専門分野は、脳科学ではなくブレイン・サイバネティクスとなる。ときには、ブレイン・サイバー学ということばを使うかもしれない。いつか、このことばに出逢ったら、ぜひ、この本のことを思い出してほしい。

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